松本潤担ブログ @ニューヨーク830番地

遠くても。同じ空の下、繋がってるよ、とあなたが言ってくれるから。

そして再び道明寺に恋をする

関東地方限定とはいえ、「花より男子」の再放送が告知された時、実は私、手放しでは喜べませんでした。

もちろん「99.9」の番宣を打つためのマーケティング媒体ですから、潜在的な視聴者が多い人気作を持ってくるのはとてつもなく理にかなっています。当然です。

インパクトが強すぎる

道明寺司といえば、松本潤の当たり役。私的にはあれは決してはまり役ではなかったと思っているのですが、まぁ、今回はそれはそれとして。(ちなみに昔の記事にもそんなことを書いてましたのでよろしければご覧ください。→ 松潤のはまり役って? - 松本潤担ブログ @ニューヨーク830番地 )

潤くんが最後に道明寺を演じてから既に8年が経過しているのですが、今でも時々見聞きするのが、


「松潤ってもっと俺様でカッコつけだと思ってた。」

という一般人*1からのコメント。最近の「This is MJ」なんかで、ただのカッコつけではなく、とてもかわいらしい性質の人だということが広まりつつある肌感がありまして、ああ、やっとここまで来たか、などと思っていました。

それ以外にも、

「何を見ても道明寺に見える」

とか。まぁ、これについては「花男」のインパクトがあまりに強すぎて、先入観から他の作品をきちんと観てはいないのだろうな、と思いますが。

潤くんが花男に関わっていた頃は、ちょうどグループにも勢いが付いてきたころで、嵐さんの各メンバーが分かりやすいキャラクターを定着させようとしていたように思います。そんな中、潤くんはドラマを離れても尚、道明寺らしさを求められるのを感じ取っていたと思うし、極力そのようにふるまっていた気がします。

そんなこともあって、わりと長い間、松本潤=ドSで俺様で超カッコつけ、というイメージが定着していました。

松本潤個人のファンとしては、本来の潤くんが、ちょっと小悪魔なところはもちつつもかわいらしい性格をしていることは周知でしたし、それは嵐の他メンバーファンにも伝わっていたと思います。

ですが、やっぱり松本潤=花男、のように、そればかりが取り沙汰されて、他の作品が埋もれてしまうのが嫌だったというのが正直なところ。それに、根強く残っている道明寺とつくしの関係性を主演の役者とすり替えてしつこく妄想を繰り広げるカプヲタの存在がいい加減ウザったいというのもあります。

そしてまた再放送をすることによって、新たに道明寺のイメージを刷り込む気がして、それが憂鬱でした。

かつて私が入ったコンサートの暗転時に「どうみょうじー!!」と叫んだファンがいたのですが、確か「Beautiful World」の時のこと。2012年ですよ?まぁ、そこまで勘違いさせる潤くんの演技力はあっぱれですが。

私だって道明寺は好き

ですが、私個人が、道明寺司役や花男という作品そのものが嫌いかといえば、否。潤くんの役者人生の上でとても大切な作品である「花より男子」も道明寺という役も、私にとってとても大切だし、好きなんです。

ただ、私としては、潤くんにはもっともっといろんな役を演じて行って欲しいのです。周囲が一つの役にイメージを縛り付けていて、新たな挑戦に寛容ではなかったり、興味すら抱いてもらえないようでは、来るべきオファーも来なくなると思うんです。もっと新たな役を見てみたい!という視聴者の声によって、道は開けてくると思うのです。

ですが、いざ再放送が始まってみると、これは杞憂に過ぎなかったかな、と思いつつあります。

そもそも、一般人はたいして潤くんのことに注目しているわけではないし(残念ながら)、その人たちが仮に「99.9」を観て、道明寺だ、と思うならば、それはその人たちがちゃんと見ていないに過ぎないし、それだけ道明寺が良すぎるということでもあるんですよね。

潤くんのいろんな役をみっちり鑑賞し尽くしてきた私でさえ、再放送のたびに花男に見入り、道明寺に惚れ直すということを繰り返しているのですから。

何度見ても、潤くんの目の演技に心をくすぐられてしまうし、道明寺司の実は一途で健気で繊細な心に感情移入して、すっかりほだされてしまうのです。

ヒロインじゃなくてその相手役のほうに感情移入させてしまうってね。(舞台荒らしか。笑)

潤くんの右目(向かって左)を見ていると、涙をにじませたり、瞳を揺らしたり、すごく細かい感情の揺れが表れているのですが、言語や理論を司る左脳と繋がっている右目がそれだけ雄弁に役の人物の感情を表現するというのは、つまり演技が上手いのだということだと思います。

そして、この道明寺をきちんと見た人は、約十年後の深山大翔との差に驚くような気がします。まだ深山大翔の全容を見ていないので、多分、ですが、道明寺司のあの御曹司然としたノーブルな気品や蒼いフェロモンむんむんのお色気は、貧乏弁護士である深山大翔からは感知できるものではない、と思います。

またしても、思う、の羅列になりましたが、花より男子の再放送、今週末も楽しみにしています。(でも個人的には「スマイル」をBDで保存したいので、そちらも再放送してくれないかなぁ。)

*1:ここでいう一般人とは業界人も含めて嵐ファンではない層のこと