松本潤担ブログ @ニューヨーク830番地

遠くても。同じ空の下、繋がってるよ、とあなたが言ってくれるから。

戯曲「あゝ、荒野」を読みました

舞台を観る前に原作に親しんだり戯曲を読んだりすることは、舞台を楽しむ上で特に必要なことではありません。

でも今回は寺山修司作品で、かつて観た「身毒丸」も「毛皮のマリー」も台詞が難しかった記憶があり、今回はきちっと予習してから臨むことに決めました。

一つ前のエントリで、「あまり先入観を持ちたくないからブログ巡りの際には気をつける」と言いましたが、それは「他の人の意見に左右されたくない」という意味で、自分で感想を築いていくために先取りの知識を持つことには抵抗はないのです。

まず原作を読んで話の内容と役柄を把握しましたので、なんで潤くんが陽気なのかが解ったという事は先日のエントリ(カウントダウン)に書きました。

でも演出の想像がつきにくかったので、それはもう、ドキドキそわそわしていたんです。

とーこーろーが、だ!

今日の夕方、日本から取り寄せ注文した戯曲が届き、一気読みしまして。(その時間をくれたプレイデートに感謝!)

これ、昨夜読んでおきたかったよ。

これ、読んでおいたら、開演時刻の朝5時(日本18時)にドキドキしないで済んだものを。

その理由は…。

少しネタバレがあるので、続きます。

でもその前に。

「しやがれ」のオープニングトークで、翔さんが冗談で

「うちわ持って行かないと」

とおっしゃいましたが、ご観劇の嵐ファンのみなさま、くれぐれもなさらないように。

お芝居はメッセージつきうちわなぞで俳優の気を散らしてはいけません。

場の雰囲気を壊してもいけません。

半裸も、生着替えも、xxxも、xxシーンも、どうか悲鳴をあげることなくお願いします。

そういうお芝居ですから。

上目線ですみません。

でも、松本潤ファン以前に演劇ファンとしてのお願いです。

そしてそれは表現者松本潤の演技力が正しく評価され、認められるためには、必要なことなのです。

その場に居る演劇ファンの燗に触れて

「どうせ松本潤だったらなんだってキャーキャー喜ぶんだろ」

って言わせないためです。

もちろんお芝居は楽しんで観て下さい。

登場の際、拍手で迎えるのは許容範囲です。

でも名前は呼ばないように!

どうか、お願いします。平伏。

では、ネタバレOKな方のみ、続きをお読みください。

戯曲を読んだら不安が消えた理由とは。

思うに、

この新次は役としては難しい。

きっとバリカンよりも難しい。

何せ「光」でないといけない。

神々しい威厳あるオーラを発しないといけない。

言葉よりも身体で存在感をださないといけない。

バリカンが憧れるのも無理がないと思わせる説得力を持つ為に

かなり魅力的な存在感を出さないとこの舞台自体が成り立たない。

でもそんな新宿新次は今の松本潤なら全然問題ない、

って思えたから。

蜷川先生が前回苦い思いをさせたそのリベンジにと、

時間をかけて選んだ戯曲ですもの。

今の松本潤を新次として引っぱりあげる自信もあっただろうし

今の松本潤になら出来るという確信もあったと思う。

そんな思いが私の中でパズルのピースがはまるように一つにまとまって、

そしてますます舞台を観られることが楽しみになりました。

あと、先ほどの伏字ですが、気になると思うので書きます。

半裸とか、生着替えとか、カラミとか、キスシーンとか、です。

松本潤を観に行くというスタンスだと、どうしても悲鳴がでちゃうのはわかるんです。

でもそれは真剣に役に取り組んでいる潤くんに極めて失礼だと思うのです。

潤くんの新次を観に行くのはいいけど、

新次な潤くんを観に行くという意識は潤くんにとってあまり喜ばしくないだろうな、と。

いつも「役を見て欲しい」って言ってますしね。

あー、またぐだぐだと垂れ流してしまった。

ほんと、長話ですいません。

お付き合い頂きありがとうございました。-----

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AUTHOR: hal

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DATE: 10/30/2011 20:15:02

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初めまして。新次の役の解釈もファンへの言葉も、端から端まで同意です。

ぴしゃりと、端的にまとめられていて読んで非常に胸のすく思いでした。