松本潤担ブログ @ニューヨーク830番地

遠くても。同じ空の下、繋がってるよ、とあなたが言ってくれるから。

ニノ主演「大奥」と同性愛

遅ればせながらニノちゃん主演の「大奥」を見終わりました。

面白い発想ですねぇ〜。

私の知り合いにこちらの大学で寮の運営をしている女性がいて

ちょうど「大奥」を見たタイミングでした話が何気に映画とリンクして面白いなぁ…と思いました。

この「大奥」は男女の比率が逆転し、大奥での男女の地位も逆転という背景があり

大奥には着飾った美男がひしめくという設定なわけですが、

当然(?)ながら、同姓がひしめく場所には同性愛が根付くものとして描かれています。

そしてその傾向は大学の寮内でも然りらしく。

長くなるので続きます↓

私の知り合いが勤めている大学はトップが敬虔なクリスチャンで、人権的な問題がある為おおっぴらに非難したりはしませんが、大学内でのGLT(ゲイ・レズビアン・トランスジェンダー)の活動はあまりおおっぴらには出来ていない状態だそう。

そんなわけで、寮もそれ様の棟を設定できないんですって。

もっとリベラルな大学だと、ちゃんとGLT対応が出来ているらしいのも驚きですが…。

彼女(Mさん)も、大学生時代は寮住まいで、あるルームメイトに寮を去るその日にカミングアウトされた経験ありとか。

ルームメイト「実は私、レズビアンなんだよね。あんたのこと狙ってた。」

Mさん「え!気付かなかった!じゃあ、あなたの前で着替えたりとか、すべきじゃなかった?」

ルームメイト「すべきじゃなかった!!衝動を堪えるのに苦労したんだからね!」

という会話を交わしてお別れしたそうです…。

でも仮に、ここでMさんも禁断のトビラの向こう側に興味があったりしたら…。

興味がなくても流されちゃう人もいますわね。

「大奥」でも受け入れてしまう男たちが描かれていました。

さらに大学の寮と言うのは、たいていが2人以上一部屋な訳ですが、ノン気か否かに関わらず、ターゲットにされてしまう子たちも多いんだそう。ターゲットにされているから何とか部屋を換えてくれ、というリクエストも毎学期あるんだって。

あとは同姓同士のカップルの痴情のもつれとか。

Mさんは、気付いている限りできるだけカップル同士を同室にしないように気をつけているらしいけど、完璧なコントロールは無理だそう。学期前に自分のパートナーと同室になるべくMさんと戦った子が学期半ばにやってきて部屋替えを要求する時は、きまってカップルが別れたという理由なんですって。

他にも、「大奥」で大倉くん扮する鶴岡が、ノン気の水野に対してジェラシーの炎をめらっめら燃やしていましたが、ああいったことも実際にあるそう。別室になったカップルの一人が、自分のパートナーのルームメイトにジェラって意地悪するんだって。

あとはねぇ…寮はあまり関係ないけど、大学スポーツの子たちはチーム内でお付き合いしている割合が高いんですって。チーム内ですから、当然同姓同士…。まぁ、同じ目標に向かって日夜頑張っていて、かっこいい姿とか弱みとかを見せ合っていたらそういう気持ちになるのかなぁ…と。想像の域を出ませんが。

レスビアンの方がゲイよりも一般に受け入れられやすい(寮内での偏見によるトラブルが少ない)というのは、女性の方が順応性が男性よりも高いのかなぁ…。女性は男性の同性愛もBLというジャンルにして受け入れるばかりか楽しんじゃってるっていうのもね、その証かなぁ。

男性対するゲイだと、やっぱり風当たりが強いかもしれません。ちょっと前に、ある有名大学で寮のルームメイトに男同士でのいちゃいちゃ画像をストリームで流されたことを苦にしてブルックリンブリッジから飛び降り自殺した男の子がいたことを思い出しました。

私はこちらでの大学生活をホームステイ→一人暮らし→結婚で夫婦住まい、という風だったため寮生活の経験はないのですが、もっと若ければ一学期間くらいなら経験してみてもよかったかもなぁ…。

あっ、決してソッチに興味があるわけではなく、見聞を広げる為に、ですが。

肝心な二宮さんの映画ですが、やっぱりニノちゃんは男前だった!

たまに顔だけ見てると、まぁ、かわいらしいお顔なんだけど、

でも立ち振る舞いとかが男前だなぁ…、と。

水野という役が男前だってこともあるけど、ニノちゃんはあまり役作りをしないとのことなので、

やっぱりニノ自身がすっごく男前なんだろうなぁ…と思いました。

この大奥、ドラマの通常設定の「大奥」同様に、続編が作られるそうですね。

設定が面白いし見てみたいと思いますが、その続編には水野は出てこない、つまりニノちゃんはいないわけです。残念…。-----