松本潤担ブログ @ニューヨーク830番地

遠くても。同じ空の下、繋がってるよ、とあなたが言ってくれるから。

追悼 中村勘三郎さん

療養中だったことは存じ上げていましたが、あまりの急な知らせに大変なショックを受けています。

私の知る勘三郎さんは主に勘九郎時代なのですが、朗らかな性格や巧みでウィットに富んだ話術を好ましく思っていました。

潤くんを追うようになって、しばしば中村家とのエピソードを介して知る相変わらずの人となりに和ませて頂いていました。

まだまだたくさん伝えたいことがあったでしょう。

まだまだたくさんの見たいものがあったでしょう。

残念、としか言いようがありません。

そしてこんな時に、すぐに舞台に戻った息子さんたちや潤くんの状況を見て思い浮かぶのは、「アニーよ、銃をとれ」の「ショーより素敵な商売はない」なのです。

彼らエンターテイナーは心の中がどしゃ降り雨でも仕事では笑ってみせる。

歌詞の中に、大好きなおじさんが夜明け前に亡くなった知らせを本番前に受け取りながらも平静を装ってステージに立つというくだりがあります。

これはまさに今の潤くんだなぁ…と。

今夜のFNSは生出演かと思いきや収録だったようですが、だからといってお休みしている訳でもなく。

どこかの現場で通常営業しなければいけない状況には違いないはず。

交際範囲の広い人ですから、これまでも何人もの親しい方を見送ってきてはいるでしょうが、勘三郎さんは特に親しい存在だっただろうことを思うと、心を強く持って欲しいと願います。

ただ忙しいということは、実はとりあえず崩れ落ちずに済む最良の衝撃緩和剤かもしれません。

残された者には残された者がやらなくてはいけないことがあり。

そしてファンは、そんな中プロ根性で立派に仕事を全うする姿を「楽しんで」見守らなければと思います。

だって彼らは大衆を楽しませる為にその身を捧げて芸に励んでいるのだから。

勘三郎さん、ご冥福をお祈りします。

追悼に「元禄繚乱」が観たいんですけど…さすがに99年の大河は持ってないわ。涙