ラキセSP感想、再び。
早速リピったわけで
すが!
いやぁ~、駿太郎の美ジュアルがもう最高ですね。
いちいち、かっこいい~!と呟いてしまいます。
なぜかっだけフォント大きめの太字かといいますと、思わず「かっ」と言った後瞬時に我に還るから
でございます。
だって夜中に見てたんだも~ん。騒ぎすぎてメビウス君起こしちゃいけねぇ。
(どーでもいいけど、子どもって凄いですね。もう時差ボケを完璧に克服済みとか。)
二度目
ともなると全体をもっと落ち着いた目で見渡せるのですが、なんでこんなに気分爽快なのかが明確になりました。
要するに今回のSPでは、駿太郎が一目瞭然に絶対的な主人公であり、文句なしのヒーローとして描かれているからに他ならず。
連ドラの時は普通のお兄ちゃんがひょんなことから探偵になったという設定に囚われ過ぎて、中途半端にリアリティを追い求めていた故の歯痒さがあった気がします。
でもスペシャルではもう「こんなヤツ居るわけ無いじゃん」「こんなに上手く行くわけ無いじゃん」って思われても構わないって位に振り切ったストーリー展開を提示してくれました。
テレビドラマって、それでいいと思うし、視聴者が求めるモノって中途半端なリアリティではなく、見て気分が高揚したり、楽しくなったり、スカッとしたり、自分では体験出来ないようなことをドラマの中の人物がやることで疑似的に追体験することなんじゃないかな。
だから、そういった観点からラキセSPは本当に面白いドラマだったと言えるでしょう。
もちろん全体を通して見直した時に、やはりストーリー展開に於いての詰めの甘さというか、無理矢理さというのが目に付くのは否めません。
例えば昨日も
書きましたが、みづきが天野に惚れ込む理由がちょっと分かり辛いし、共感し辛い。
そして天野が二世を憎む理由もさらっと触れられてはいるけれどもかなり弱い。天野の過去に何があったのか、もう少し説明があっても良かったかな。もちろんそれにはあと30分延長する必要があるでしょうが。
でもそれを演じた役者さん方が上手でしたね。
天野を演じた及川光博さんは文句なしのカッコいい悪役だったし、天野の過去についてあんなにも希薄な説明しか提示されていないのにも拘わらず、天野の心の闇を上手に表現し、かつ哀愁すら感じさせましたね。
さとみちゃんは昨日褒めたから今日は割愛。
今回、7人の探偵がきちんとした形でそろっていたかと問われると、そこは否定せざるを得ないのですが、だからといって
不満が残るかと言えば、それも否。
大泉さんなど、限られた登場シーンにも拘わらず毎度強い印象があったお陰で不在が気にならなかったし、実はメインで展開されるシーンに居ないなりにもストーリーを展開させるのに大きく関わっていたというのは素晴らしい脚本の妙だったと思います。
今回はアクションに加えサスペンス要素ありということで、誰が何をやってどう繋がるのかということが本当によく練られていたと思います。
まぁ、確かに出来過ぎ感もあるよ!
あるけど、それがいいの!!
だって新春スペシャルじゃん!お正月じゃん!!大団円で何が悪い!!!
そしてやっぱり瑛太くんがいい味出してますねぇ。
瑛太くんが演じる新田は、すごく遊びがあって観ていて面白いです。
強くて飄々としていてどこか掴みどころの
ないような人物像。
動きも独特で、ちょっと変な人。(失礼!)
駿太郎とは犬猿の仲って芝居してるらしいけど、どう見たって仲良しが戯れてるようにしか見えませんけど~?笑(それがドラマとしていいことなのか悪いことなのかは別問題。)
新田が実は駿太郎のこと案外気に入ってるのが透けて見えるのは、実際の瑛太くんが潤くんのことを多分かなり好きだから?
先日の「ボクらの時代」でも、潤くんと芝居がしたくてこの役を引き受けた、って言ってくれてましたね。そういうのを瑛太くんのような若手の専業役者で実績のある人に言って貰えるなんて潤担としてはかなり嬉しいです。
私が思うに、潤くんは受け取るお芝居が上手。だから新田のような個性の強いキャラクターあってこそ駿太郎が輝くと言っても過言では無いんじゃないかな。
でも決して新田に喰われたりはしないの。だって受け取って倍にして返すからね。(ま、倍ってのはニュアンスですが。)
だから新田とのコンビ芝居も、淳平さんとの掛け合いも、もっと見たいなぁ~。
折角探偵社が舞台なのだからサスペンス要素をきちっと入れてよく練られた台本で、バージョンアップしたアクション込みの続編が見たいです。
人気を博した同じ役をずっと演ることでその役のイメージに固定されてしまうという現象に長らく苦しんでいる松本潤が、今後花男の道明寺司以外で認知され直すチャンスになればいいなぁ
…と思います。
つかそれは演技仕事の度に思ってることなんだけどね…。