なぜ今、浩介なのか。
「陽だまりの彼女」記事掲載のCUTもnon-noもMOREも届きました!
CUTが特に素晴らしいで
すね!!!
ページ数も多いし、写真も全部素敵な上に、テキストも満足度の高い物と三拍子揃っています。
グラビアから感じ取れる浩介と真緒の雰囲気がもうこれ以上はないん
じゃないかって位お似合いで、またしても映画への期待値が大気圏の更に高いところまで昇って行きました!
あの腕枕はひゃゃぁぁぁぁぁあ!だよねっ!!!
うぎゃぁ~!!!だよね
っ!!!
☆
さて。
当エントリのタイトルである、なぜ今、浩介なのか、ですが。
ちょっと粘着気味に長くなる気がするのですが、取り敢えず書き進めてみることにします。
私なりの見解で
あって、憶測でしか無いから全然的外れかもしれません。
あと見解の異なる人に議論を投げ打つ意図も全くないことを最初に断っておきます。
☆
潤くんが浩介を演ると報じられてか
ら、潤くんを良く知らない一般の方からは「イメージじゃない」との声がありました。
そう、確かに嵐として歌番組で見る潤くんや、「花より男子」の道明寺司のイメージしか持っていない
人には、あのまさにトップアイドルなキラキラと“普通のサラリーマン”は相入れない物だろうし、アイドルに自分のキャラと被っていない役が出来るのかという猜疑心もあったかと思いま
す。
でも潤くんを良く知るファンの中にも浩介のような平凡なイメージの役?って思われた方もいらっしゃるんですよね。
そしてそれは潤くんの技量を疑ったりする訳でもなく、むしろ今
や“天使”とファンの間で広く認識される可愛らしい内面を充分に知っての上でのことなんですね。
潤くんファンの中にはアイドルの松本潤が好きで、特に道明寺のようなカッコいい「
俺について来い!」的な王子様潤くんを求めている人も多いかと思います。(因みに私もカッコいい潤くん大好きだし、潤くんはカッコいいのがデフォルトです。)
そういった方々からす
ると、折角華も存在感も絶対的なものを持っている松本潤に、なぜ敢えて「普通」と形容される役をやらせるのか?と、釈然としないものがあるようです。
これは「ラッキーセブン」の“
生きる目的を見つけられずにパッとしない"初期の駿太郎や、スリルとサスペンスにはほぼ無縁の平凡な探偵社の案件を描くことにも散々言われていた気がしますが、浩介に至って
はそこに「冴えない」まで加えられていることに疑問を投げかけている声もチラホラ聞こえてきます。
確かに。今ノリに乗っているトップアイドルグループの一員であり、一応「かっこいいポ
ジション」担当の松本潤に、なんで敢えてそれを打ち消すようなキャスティング?と思わなくもありません。
CUTのインタビューを読んでも、浩介を演るために、敢えて潤くんが本来持っ
ているギラッとしたものを隠して、やり込み過ぎないように注意を払ったことを語っています。
そんなにアイドル・松本潤を引っ込めてまで普通の、潤くん曰く“へなちょこ”な浩介を演り
たいと思うのは何故なのでしょう?
芝居ゴトの時の松本潤を一人の役者として認識している私としては、どうしてもアイドルのやっつけ仕事(言葉は悪いですが)と言うよりは、長期
的に将来を見据えた役者としての成長という視点から捉えてしまうので、オーラを消して普通を演じることが役者としてマイナスになるとは思えないんですね。
松本潤という人は、かつ
て自分のことを役者だとは思っていない、俳優とは俳優だけをやっている人のことを呼ぶべきだと思う、(Switch, May 2008)と言っていたこともある反面、色んなインタビューや彼
の演技仕事への取り組み方を見る限り、誰よりも考え方が役者だと私は思っています。
アイドルとして煌めく嵐の松本潤も大好きだけど、役者としての活動を特に応援したくなるの
は、彼自身が演じることが大好きなのが彼の言葉や態度から伝わって来るからかもしれません。
(ライブも大好きだよね。それも異論はないです。でもソロ活動ではないからね…ここ
では割愛。)
なので潤くん本人が、今この役を演ることが自分の役者としての仕事を続けていく上での糧になる、と考えているのではないかと思うんです。
だって本当に、考え方が役
者そのもの!な人だから。
CUTでのインタビューでも、この役を自分に振ってもらえて嬉しかった、と本人が言っているし、前出のSWITCHでは「何の変哲もない、ただのサラリーマンを
演じることが出来て一人前だ」って実は思ってるんだなぁ、っていうのが伺える発言もあります。
本当に生真面目な、根っからの役者バカかもしれません。笑
なので、今回の浩介みた
いな“普通のサラリーマン”と枕詞が付く役を「振ってもらえて嬉しい」と言った意味の根っこにはその考え方がある故なんだと思うのです。
更に過去の雑誌を遡ると、カッコいいの真逆
を行く「スマイル」のビトについては
「この時期(嵐が10周年を迎えようとしている大ブレークの時)に、僕をああいう作品で使ってくださったスタッフに感謝だなと思いますし、挑戦できて
よかったですね。今後すごく活きることだと思うし。…略」(FREECELL Vol.3, 2009)
と、アイドル・松本潤のパブリック・イメージとは全く異なる役を演じたことを自分の役者としての
将来にプラスになると捉えているのが分かります。
(まぁ、いくら道明寺のイメージを覆すのが目的だったとしても、内容的に言ってアイドル使ってやるドラマをあそこまで悲痛な内容に
する必要性があったのか?という疑問は残りますが…。)
そして、時期的なこと。
役者としての成長を考えてのこと、と分かっていても、果たしてそれが今じゃなきゃいけないのか?と問
いたくなるのも分かります。
でも私としては今だからこそ、と思うんです。
なぜなら、「花より男子」のスタッフが一丸となって道明寺とは真逆のイメージを開拓する道を作ってくれたのに
、残念ながら作品としてはあまり評判が芳しくなく、思ったほど多くの人の目に触れること無く終わってしまったから。
ファンですら内容が辛いと封印している人が多いし、そう言う私だっ
てモラトリアム解除したのはごく最近でした。
再放送だってほぼ無しですよね?
折角イメージを覆そうとしても、多くの人に観てもらえなければその目的は達成されるはずもなく。
だか
ら未だに道明寺との決別が為されていないんです。
それどころか、かたや大絶賛の「花より男子」は続編も含め何度も何度も再放送されて、今また新たな道明寺ファンを作り出し
ています。
そんなに魅力に溢れ、かつインパクトのある道明寺という人物を作り出せた潤くんの才能は素晴らしいし、私も道明寺は大好きだけれども。
あまりにイメージが固定されす
ぎて、もういい加減に開放してあげて欲しいと願ってしまうのです。
最近ではバラエティを通して優しく柔らかい“天使潤”をふんだんに見せているし、もしかしてそのイメージは潤くん自
らが欲しくて出しているものなのかもしれない?なんて思ったりもするけれど(というのが私の考える前エントリで触れた他の理由)、やはり世間一般に浸透した俺様イメージはそう簡
単に覆らないんですよね。
それにツンデレ(と言うよりデレツン)は相変わらずだし。笑
特に映画はお金を払って観に行くものですから、これで好演したとしてもそんなには影響しないか
もしれません。
けれど潤くんの20代最後の締めとなる演技仕事で、表面的にも内面的にも全く俺様じゃない役をきっちり演じ切ることが出来れば30代からの役の幅も広がっていく
様な期待感を否定することが出来ないのです。
要するに、潤くんがこれを演りたいと思って、振られたことも嬉しくて、撮影中も楽しくて、新たな刺激を受けて今後の糧になったと思
っている作品を、期待を持ちつつ諸手を上げて応援したいというのが私の気持ちなんですよね。
つか、浩介、すごく魅力的な役ですよね。私の原作からの印象ですが。
ただの平凡
で冴えない人って訳じゃないと思います。
浩介は優しさが魅力だし、芯の部分はしっかりしていて、真緒が浩介にゾッコンLOVEなのはやっぱり素敵な人物だからですよね。
めちゃくち
ゃ粘着質に語りましたが愛ゆえと見逃して下さると有難いです。
まぁ、何にせよ、いつだって見守ることしか出来ないんですけどね。(もうこれ念仏だな。)
それにしてはこんな隅っこの
ブログで言いたい放題のこの矛盾。
願わくば、「陽だまりの彼女」公開と立て続けて、浩介とも道明寺とも異なるイメージのドラマが来るといいなぁ…なんて。
なんだかんだ言っても、カ
ッコいい、ヒリヒリするような魅力溢れる松本潤のお芝居を観たいと私だって思ってるんです。
中居くんが演ってた「白い影」みたいな、影があって寡黙でニヒルで有能で、でも実は熱
も愛も持ってる役とか、来ないかなぁ~…。
立て続けてきたら雑誌祭りが大変なことになっちゃうけどね!
どんと来~い!!!ヽ(^。^)ノ