松本潤担ブログ @ニューヨーク830番地

遠くても。同じ空の下、繋がってるよ、とあなたが言ってくれるから。

「失恋ショコラティエ」第6話 えれな、好感度UP

えれな。

ドラマのえれな。

先週は散々えれなの在り方を糾弾しましたが、今週は「えれな可愛いじゃん! 応援出来るわ」レベルに落ち着いてきました。

ナゼかって?

それはえれなが爽太を本命として認識したから。

ワタクシの前回炸裂した不快感は嫉妬ではなく、えれなが爽太に対して「中途半端な気持ちで」べたべた甘えていることが不愉快だったみたいです。

そして「好きにならない」って豪語したくせに好きになってるのが見え見えで、だったらもうそこにいる資格はないのに、でもまだ本命がいることを理由に爽太に甘え続ける様子がなんぞ既得権に胡坐をかく様でフェアじゃないと思えて嫌だったんです。

さらに「好きにならない」って言ったお陰で一足飛びに爽太の特別な人ポジションGET!なのが図々しくて嫌いでした。

つまり他に爽太のことを好きな人がいて、その人たちはそういう姑息な手段を使っていないのに…反則勝ちみたいなのが嫌だったということです。

これは単に私の公平公正が第一と考えがちな性格ゆえ。

フェアじゃないのは嫌いなんです!

やったもん勝ちっていうのも嫌いなんですー!

(性格診断では私と同タイプの人は裁判官に多いらしい。)

(じゃあサエコさんはどうなのよ?と訊かれるかもしれませんが、それはまた改めて。)

とにかく、初めから爽太が本命でオンリーだったらセフレだろうがなんだろうが、ここまで引っかからなかったと思います。

ということで、えれなが爽太への恋心を認識したことで、やっと好意的にえれなを見ることができるようになったことをご報告しておきます。

「えれなを好きになるために」原作読まずに済みました。笑

そしてやはり原作既読の人はドラマでは6話まで描かれていないえれなの可愛い部分を既に知っていたから、ドラマのえれながどんな風に描かれていても暖かく見守ることが出来たんじゃないかな…と再認識。

6話を最後まで観てえれなのいい子な部分が分かるようになりました。

だから今週5話を観かえしても、そんなに不快感なく観られると思います。

言わば6話はえれなをちゃんと描く「えれな回」だったというですね。

それを踏まえて。

今回はドラマのえれなが天然に子どもっぽくて甘えん坊なおバカさんであることがよーく分かった回でした。

だって爽太に泣きながら留守電して、鍵も掛けずにクローゼットで待機って…。

それ、絶対に誰かが来てくれる前提でやってますよね、えれなさん?

優しい爽太が留守電聞いて心配して部屋に来てくれるだろうことは、前回店で待たずに無言で帰っちゃった時のことから十分に予測可能ですし。

リアルタイムで観ている時は計算かと思ってイラッとしたけど、6話を最後まで観た後はすごく甘えん坊で寂しがり屋ゆえだなぁ、と思い直した次第です。

それに狭いところに身を隠したいって思ったら、普通はベッド上の布団を被った空間だと思うんですがねぇ~。笑

子どもっぽい。

クローゼットに隠れても普通は誰も来てくれないし、そもそも一人暮らしは鍵かけるっつーの。笑

だから一人暮らしの大人はわざわざクローゼットに隠れたりしないんです。

誰か来るように仕向けてない限り。

誰も来ないの知ってるから!笑

これで爽太が「こどもじゃないんだから(でもかわいいじゃん、放っとけない)」ってなるから、計算だとしたらうひゃーって思いますが、でも実は本気で本命をゲットするための計算なら私は気にしません。

でもこういうのも、えれなは多分なーんにも考えずにやってるんだろうな、と思えて来ました。

それは6話を観た印象の他にキコちゃんのインタビューを読んだからっていうのもあります。

どうもキコちゃん的には原作通りのえれなを演っているらしいんですよね。(えええええ!)

多分、意気込んで役作りしてみたものの、まだそんなに固まっていない状態で撮影が進んでしまったんじゃないかな…と。

えれなの「ピュア」(キコちゃん曰く)なところをを出そうとして、なぜかぶりっ子しゃべりになっちゃたのかな~と。

そして、みんなのえれな評のトップにくる「サバサバしている」よりも他に読み取ったものがあったんだろうな。

多分「素直で気持ちは純粋(つまりピュア)」な部分。

だからすごーく女の子っぽい部分が強調されているのかなぁ。ねっとり、くねくね。

飽くまでも憶測ですが。

今回新たにドラマから読み取ったえれな像ですが、天然に甘えん坊なこと以外にも、

● えれなは自己評価が低い。だから自分以外を褒めるし、自分も頑張らなきゃな、と一生懸命気持ちを上げる努力をしている人。

● 自己評価の低さゆえに、腰が低くて人の迷惑になるようなことは極力避けるタイプ。だからこそ家庭のある人はキッパリ諦めるという「いい子」。

● こどもっぽくて素直。

● 先の見通しが立てられない、あるいはかなり甘い。

これらのどこまでが原作のえれなと被るのかは知りませんが、ドラマのえれなはドラマのえれなとしていい感じにまとまってきていると思います。

今回はキコちゃんのセリフ回しが少しナチュラルになっていたのが良かったかなぁ。

これまでは過剰にぶりぶりし過ぎでした。

えれなはしゃべり方や振る舞いがサラッとしてる方が、より切ない感じが出ると思うんですね。

キコちゃんのセリフ回しは今はまだ一本調子で難ありだけど、彼女は表情のお芝居がとてもいいと思います。

やっぱりモデル経験が長いだけあって、無言で表現する能力に長けているのかな~。

これまでも、徐々に爽太に惹かれて行く様子がポイントポイントでちゃんと表情に現れていました。

なのに口では倉科さん倉科さん言ってるのがちぐはぐで。

爽太が好きなのは顔や態度に現れているのに、本人がそれを認めていないから見ているこっちはイライラしたし、かと言ってそんなに倉科さんのことを好きな様には見えなかったんです。

演技力の問題と言われるとそこはもうどうしようもないけれど…。

だからこそだんだんと私の不快感が回を重ねるごとに上昇していって、最終的に5話で炸裂してしまったというわけです。

でもそれはお芝居的には正解だったのかも。いやぁ、ムカつかせてもらいましたわ!笑

えれなの爽太への想いが膨らむにつれて、本命が他にいるくせに!って私が苛ついたんですから、いい演技ですよね。笑

このえれな役はなかなか大変な役なので、これを受けて堂々と向かっていることには盛大な拍手を送りたいと思いますし、将来どんな女優になっていくのかが楽しみな子ですね。(ってなんか上から目線な言い方ですが。)

とりあえず残りの分はセリフの鬼練してから撮影に挑んで欲しいですね。(まだ間に合う!)

役作りはもうムリしないでサラッとやってくれれば…。

あともしあるとしたら、チョコレートの食べ方を…。

先週、リクドーさんに一緒にいたのが爽太だったことを「隠した」と思った「ただのおトモダチだよ。っていうかセフレ。」という言葉。

それも6話を観て腑に落ちました。

えれなは自分の中でだんだんと爽太への存在が大きくなり始めていることに戸惑って、自分に言い聞かせる必要があったんでしょうね。

そういう約束で自分が持ちかけたんだし。

自分には倉科さんという想い人がいるんだし。

例の如く私の深読みかもしれないけど…。

(なぜならこのシーンのえれなからはそういう戸惑いのような表情は全く読み取れませんので。でもそれも演技のせいだと…。)

えれなのおバカなところは、自分が欲しかったのは寂しさを埋めてくれる彼氏代理だということにちゃんと気付いていなかったことですよね。決して体だけの相手ではなかったんです。寂しがりやで甘えん坊だからね。

だからこそ「寂しさを共感してくれる」爽太を誘った、ということなんでしょうね。

そしたら爽太くんの包容力が素晴らしかったから、すっかり身も心も満たされて、そこまでは万々歳。

ただ、爽太と出会った夜にはまだ本命の倉科さんとは直接的な繋がりが持てていなかったから寂しさに堪えられなかったのかもしれないけど、倉科さんと再会出来た、告白する、ってなった段階でもまだ爽太と「セフレ」関係でいるっていうのもバカ。

だって、告白して仮に上手く行ったらどーすんの?

純情ぶって告白したところで、寸前まで「セフレ」といちゃこらしてた女だって知ったら相手引くよね?

隠したってそういうのはバレるものです。

そしたらそういう「だらしのない子」なりの扱いを受けかねない、って私なら思うんですが、えれなはそこまで考えていないんですね。

仮に爽太のことを好きになった場合(実際なってしまいましたが)、爽太には別に好きな相手がいてそちらが成就したら自分が傷付く可能性もありえます。

でもそういうのも爽太に言われるまで実感するに至っておらず。

そういう見通しの甘さがえれなにはあるんですね。

先日のエントリでも触れましたが、この話は本当にエピソードの構成が込んでいて面白いです。

例えば6話でいうと、尺とる必要あるの?と思われたまつりの恋模様ですが、これ、しっかりと爽太やえれなのエピソードと平行しているんですよね。

まつりを二股する彼は爽太とリンクするし、まつり自身もえれな(やサエコ)とリンクします。

彼と別れたからってすぐには次(オリヴィエ)と付き合うなんてできない、というまつり。

倉科さんに失恋して、すぐに次(爽太)の恋人になりたいえれな。

オリヴィエに口説かれて(かつ友だちが元鞘に戻って幸せそうなのを見て?)次に進むことを受け入れるまつり。

恋人昇格を匂わされ、すぐにでも爽太に飛びついてしまいたいほど嬉しいのに急に常識人になって、「その時が来るまでは」我慢して一歩分下がるえれな。

すごく対照的です。

ただね。

そこまでリンクしてるってことは、きっと爽太にも…。

かつてオリヴィエが「でも気をつけてね。男ってたいていそういう約束は守らないから」って、まつりに言いましたよね。

そして元カレは約束を守らなかった。

爽太がした「ちゃんと考える」という約束は、多分反古にされるために発せられているような気がしてなりません。

暗示的~。

そうなったら、えれな、せつなーい!

せっかく「これから告白するって言う人と手なんか繋いでちゃダメだよね」なんて、あたりまえの感覚になれたのにね。

他に好きな人がいる人と恋人ごっこはしない方がいいです。

自分自身にも他に好きな人がいようと、いなかろうと。

えれなにはもっと自分を大事にして欲しいものです。

ってまだ振られるって決まってないですね!( ̄▽ ̄)