松本潤担ブログ @ニューヨーク830番地

遠くても。同じ空の下、繋がってるよ、とあなたが言ってくれるから。

「失恋ショコラティエ」最終回 全ては爽太くんの為に

虚脱感…。

終わってしまいました。

こんなに毎週熱く楽しく自担さまのドラマと共に歩んだことがあったでしょうか。

最終回を迎えた朝(私の月9は朝8時なのです)、絶対に胸いっぱい頭いっぱいで仕事どころじゃないだろうとの予想のもと、しっかり休暇を取っておいた自分の周到さを褒めてやりたい!

それくらい色々な想いが渦を巻いて現実と関わるのが大変になる最終回でした。

爽太くんのぼっちエンドもパリに修行エンドも想定内で、驚きはありません。

誰かと無理にくっつけなかったのも返って清々しいと好感が持てました。

爽太くんがしっかりと失恋出来て、独りでもショコラティエとしてしっかりと生きていける様に歩き出す、なんて理想的だと思うんです。

キレイにまとまりすぎてて面白味に欠けるという意見もあるとは思いますが、みんながスッキリして前向きなエンディングを目指したら、他にどうすればいいのか、という話だよなあ…、と思うのです。

もちろんせっかく人々の力添えがあってやっとオープンした自分の店を放っぽり出して海外逃亡(と言ったら聞こえはわるいけど)なんて、やっぱり現実世界の大人としての責任って観点から言うと疑問が残りますが…。

でも月9の恋愛ドラマで主人公とヒロインが結ばれないで終わる上に、恋愛で仕切り直しの予感もなしで終わるって斬新だと思うんですよね。

そういったドラマが今までに全くなかった訳ではないけども、所謂月9が踏襲して来た「陳腐の極み」には敢えて沿わないという、そのブレない姿勢は賞賛に値すると思うのです。

最終回もコメディとシリアスのメリハリが効いていてテンポ良く楽しめました。

特に薫子さんのコメディエンヌとしての才能は素晴らしい!と最後の最後まで思わせて貰いました。

そしてこの作品や番宣を通して、水川あさみちゃんが大好きになりました♡

結局、薫子さんが一番爽太くんに一途で、一番甘かったですよね。

サエコさんと仲良くなって、少し「他人を許す」事を覚えた薫子さんっていいなあ~、と思いました。

爽太くんが戻ってきた時、2人の間に新たな関係性が生まれるのもいいなあ…なーんて。

サエコさん。

石原さとみちゃんの的確な演技のお陰で、これまでその真意が全く読めない、霧に包まれたサエコさんが存在しました。

爽太くんがサエコさんを全く理解出来ないのだから、それが正解だったと思います。

私はサエコさんの気持ちを理解すべく想像力フルスロットルで頑張っていたのも事実ですが。

そして最終回、ようやくサエコさんの口からサエコさんの想いが明かされて、とてもスッキリしました。

サエコさんがあの場所に居たのは、思った通り現実逃避だったけど、それでも爽太くんのことが好きな気持ちも、爽太くんとの未来のことも、あの時のサエコさんの中には確かにあったということが分かって私は嬉しかったです。

じゃないと爽太くんが可哀想過ぎるから…。

サエコさんが妊娠を自覚したのが、爽太くんと結ばれたずっと後での事だったのも良かったなぁ…とホッとしました。

愛されたがりで頑張り屋さんなサエコさんを嫌いになりたくなかったから…。

ちなみに最終回の「イェイ!レッツゴー!」が可愛くて好きすぎます。

別れのシーンはオールクランクアップのシーンで、潤くんもさとみちゃんもとても良い演技だったと思います。

大袈裟に泣き叫ぶのではなく、静かに感情をだす。

そう言うのは潤くんは得意だし、とても繊細かつ上手に伝えるけれど、今回は特に良かったと思います。

あのシーンで偶然に吹いた風が、軽やかに爽太くんの前髪を払って覗いた綺麗な富士額。

爽太くんはずっと前髪を重く垂らしていたからか、なんとなく、ありのままの爽太くんの姿を見られた様な気がして、目を潤ませながら微笑む美しい爽太くんがとてつもなく尊く愛おしいものに感じられました。

今回の作品は、俳優陣はもとより制作陣の力の入ってる感じが端々に見て取れて嬉しかったです。

やっつけ仕事じゃなく、数字の為じゃなく、制約の中でもいいエンターテイメント作品を作ろうって一丸となって当たってる感じに好感が持てたし、確実に人々の記憶に残るドラマになったと思います。

失恋ショコラティエの美術さん、衣装さん、音響さん、照明さん…そしてたくさんの裏で支えるスタッフの皆皆さん。脚本家さん、監督さん。企画を実現してくれたプロデューサー様。

素敵な時間をありがとう。

真剣に熱く楽しめる作品でした。

そして、役者・松本潤ファンとしては、そういう作品に自担さまが呼んでもらえたことも、期待とプレッシャーの中この難しい役をブレずにやり遂げたことも嬉しいことなのです。

また期待の斜め上の結果を提示してくれた、この人のファンで良かったと、胸が熱いもので満たされるのです。

これだから潤担は幸せ中毒なのですね。

ショコ潤最終回についてはもう少し語りたいことがあるので、続きますね。