松本潤担ブログ @ニューヨーク830番地

遠くても。同じ空の下、繋がってるよ、とあなたが言ってくれるから。

「失恋ショコラティエ」最終回 モヤっとしたのも事実

じゃあ最後に毒吐かせて貰おうかな。

キレイにまとめたいい最終回だったとは言いましたが、モヤっとしなかった訳ではないんです。

例えば爽太くんが自分の店を放置してパリに自分を見つめる旅に出るって、どんだけ爽太くんを責任感のない甘ったれに描くのよ!とか

えれなとか。

えれなの描写は本当に残念。

えれながりくちゃんの爽太くんへの興味に全く気付いてなかったって、はああああああ?ですよ。

何でそんなに鈍感?!

遠慮深さと鈍感さって同居するの?

ずっとセフレの正体をりくちゃんには明かさずに来たのは今回のシーンのように最終的にバラしてきいいいい!ってなったら面白いだろう、くらいに思ってのことだったんだろうけど、そのせいでえれなが鈍感で人を傷つける子になってしまってるんですよね。

そこ、ずーっと気になってたの。

何で爽太くんだよ、って言わないのかなあ…、りくちゃんが気になってた相手だからわざと隠してるのかな、だったら計算高いな、とか。

で実は気付いてもいなかったとか。

はああああ?ですよ!

もう少し早くバラした上でもっときちんと「あんた嫌な女ね!」位のことは言われてやって欲しかったです。

りくちゃんは関谷に向かって「バカにしないでよ!」と言いましたが、あれは大部分えれなに向けての言葉だったと思いますね。

だってバカにしてると思える行為はどっちかというと関谷関連のりくちゃんの勝手な思い込みと勘違いじゃなくて、えれなが対象を伏せて恋愛相談に乗らせてたことだと思うし。

でもそれも鈍感さゆえだったとは!

あんなに親身になってくれてた人を傷つけて…。

えれなのショーに爽太くんはおろか、居たはずのりくちゃんの姿すらなかったのはきっとそのためじゃないかな。

あのショーは予告によると当初第10話に入るはずでしたが、急遽変更になり最終回まで持ち越されたんですよね。

えれなが招待状を持ってショコラヴィを訪ねて爽太くんに告白するシーンや、カフェで爽太くんを振るシーンは、ショーのシーンを撮影後に付け足されて、更に順番を入れ替えたんだろうなあ、と思いました。

だって、じゃなきゃ自分で振った体裁にして、その上招待状も返して貰った相手を探して空席を見つめ、吹っ切れた様に笑うなんて描写ちょっと変ですものね。

もちろん、いない事は重々承知の上で、それでもついつい未練がましく空席を見てしまった自分に笑っちゃう、っていう解釈もできますが。(こっちの方が好きかも。)

あるいはあれはりくちゃんの為の席で、えれなの裏切行為に愛想を尽かした→独りになっちゃったなあ、参ったなあ、でも頑張ろう!(スマイル)、っていう解釈もできますね。

こういう「余白」が番組終了後も色々と想像する余地を与えて楽しませてくれるので、本当に素晴らしいエンターテイメント作品だなあ、としみじみ。

で。

私は爽太くんがえれなを断る理由を爽太くんの言葉で聞きたかった!

えれなが遮ったことでその言葉は聞くことが出来なかったけれど。

はあああ?お前が振るのかよ!って思いましたよ。すみませんけどね。

ただ、この時点ではどちらが振るとか振られるとか、そんなことは問題じゃないんですよね。

えれなが「謝らないで!」と言ったのは、直接最後通牒渡されるのが怖いという彼女の弱さゆえの逃げと、自分が振ることで爽太くんの罪悪感を軽減させて上げた彼女なりの思い遣りと強さゆえの両方だと思います。

ただ、爽太くんのこと最低なんて言える身分じゃないよ?

自分の浅はかさから、変な関係に持ち込ませたのはえれな自身の間違いだし、乗っかった爽太くんとはイーブン。

えれなが優しい爽太くんに惚れちゃうのは自然な流れだと思うし、それ自体はいいけれど、だからと言って結果的に当初の約束を守って心変わりしなかった爽太くんを責めるのはおかしい。

もちろんその「最低」という言葉もえれなの強がりだし、爽太くんへの思い遣りゆえだろうけど。

でもそうやって「振ってあげた」いい子ちゃんに収まるのってやっぱりちょっとズルいなあ…。

もっと全体通してサバサバしてる子だったらなるほど、らしいね、って思うのに、彼女は健気に待ってる被害者の自分に浸ってぐちぐち湿っぽかったから、すんなり受け止められないんですよね。私はね。

とにかくえれなエンドじゃなくって良かった。

あれでえれなに行ってたらそれこそ爽太くんがクズ野郎になってしまっていただろうし…。

ま、爽太くんの理由は妄想しまくって納得しますわ。笑

それにしても一大決心でショコラヴィに乗り込んだえれなさん、サエコさんの目の前で「セフレ」って言葉使うなんて、やり過ぎっていうか、デリカシーなさ過ぎっていうか。

爽太くんから通常のセフレ以上の優しさ、貰ってたよ?

それなのにそうやってサエコさんの前でその言葉を使ったら、爽太くんを貶めることにならない?

そんな風に、えれなの描写はモヤモヤが募ったけど。

ただえれな役のキコちゃんは、やはり餅は餅屋、ショーのシーンがすっごく良かったです。

堂々として、動きも優雅で輝いてました。

全体的にモデルの仕事シーンがすごく生き生きしていて魅力的でしたね。

彼女は今後は女優としてやっていくのかな?

課題は多いと思うけど、頑張って欲しいですね。

サエコさん。

打算で旦那さんの元へすんなりと戻ったサエコさん。

こうする為に敢えて旦那さんの暴力を単なる突発的な事故に描いていたのかな。

モラハラもDVのうちなんですけどね。

でも現実にはあんな夫婦が五万と存在するんでしょうね。

サエコさんが何事もなかったかのようにキャピキャピしてるのは結構なファンタジーだけど、打算の上に戻るという部分がそこだけ妙にリアルだなあ…と思いました。

そして関谷くん。

あまり出番もなくて淡々としたサムライ調の人だなあ、と思ってましたが、ああいう人?

とんでもねええええ…。

薫子さんが英断を下して逃げてくれて良かったです。

最終回初見で抱いたモヤモヤも、時間が経つに連れ、私の中でキレイに消化吸収されて行っている気がします。

多分、後で全体を見た時には納得尽くしの最終回であり、よくまとまった作品だと感じるんだろうな、と想像出来ます。

潤くんが既に前に進むと言っているので、少し淋しいけれど私もショコ潤にどっぷりの生活から抜け出そうと思います。

幸い関東ではラッキーセブンに花男が絶賛再放送中で、花男が終わったら花男Rも続けて再放送されることになっているので、案外とすんなり行きそうな気配。

ただしそれだと役者の潤くんからは抜け出せてないんですけどね。

でもいいんです。

私にとって潤くんの演技仕事を見ていられるのが最高の幸せなんですもの。

もうすぐ「陽だまりの彼女」もやって来ますし。

ということで。

私のうだうだな独白ならぬ毒吐くにお付き合い下さりありがとうございました!

今後ともよろしくお願いします(^_^)