松本潤担ブログ @ニューヨーク830番地

遠くても。同じ空の下、繋がってるよ、とあなたが言ってくれるから。

尊いね…Blast in Miyagiに込められた想い

昨日の夕方のevery.で流れた宮城Blastの合唱の裏側を見て、改めて、嵐さんの活動って尊いって思いました。(現時点でまだZEROの分は見ていません。編集しないと…。)Blast in Miyagiに込められた嵐さんの想い、雑誌のインタビュー記事なんかで上っ面は把握していましたが、正直言ってなんだかあんまり響いていなかったんです。

それは私が東北の大震災とはとても遠いところにいて、「大変だった」以外の部分でピンと来ていないからか、アイドルの仕事に国の再興を委ねられることに抵抗があったからか。

誘致だの復興支援だとの言えば聞こえはいいけれど、発表直後から飛び交うネガティブな注意喚起やネット記事に、どうしてこんなにヲタのバイタリティに丸投げするようなイベントを企画して強行的に催行するの?とまで思いました。

ライブのチケット確保でさえ大変なのに、宿確保から足確保まで、何度も何度も先着予約や抽選予約で胃をキリキリさせていた同胞を見て、自分は既に行かない選択をしたとは言え、その不親切さに憤りました。

ただ、嵐さんはライブの部分では絶対的に満足させてくれるという信頼はありましたので、もっぱら企画遂行部署に対してのいらだちなのは、ハワイのBlastを経験した身だからこそ、かもしれません。

そもそも、嵐さんはもうずっと前から、自分らの存在価値についてや嵐としてどう活動したらより社会に貢献できるかを念頭に置いて仕事をしてきたように思います。

ただ単純にアイドル=エンターテイナーとしての枠を超えて、自分らの持つ影響力をいかに有効活用したらいいか、そこまで考えているからこその、Blastなのでしょう。

翔さんが言ったように、嵐さんが行くところにはファンが民族大移動よろしくついてくるし、その際の経済効果は決して小さくない。
経済効果だけ取っても十分に誘致する価値はあるでしょうね。

ただ、嵐さんの凄いところは、決して経済的な意味だけの復興支援に留まらないことで、単純に風化防止という形での支援だったり、それこそ地域全体を巻き込んで復興支援市場として物産展を開催することで、地域住民の現在の頑張る姿を見ることができたり、地域の子どもたちに絵で未来を表現してもらったり、高校生たちに合唱で気持ちを伝えてもらう場を設けたり。

被災地域の住民が元気を取り戻して頑張る姿を、それ以外の地域から訪れた人々に見てもらう機会を作ることも、ヒーリングプロセスとして重要なことだと思うし、

決してワンパターンではなく、規制の固定観念にとらわれない、柔軟なアプローチでの復興支援を可能にするグループだということだと思うのです。

若い世代が、自分たちの思っていることを伝える場を作るに思い及ぶなんて、潤くんの感受性の豊かさの為せる業ですね。

心理カウンセリングで、自分の気持ちを吐き出すこと自体にヒーリング効果があるように、子どもたちが経験してきたこれまでの中で抱えている感情を、なんらかの形で表に出せる機会を、強制ではなく、楽しめる形式で提供できるのも、嵐さんならではのことでしょう。

そして見る側もそういう表現媒体を通じて想いを感じ取ることで、追体験とまではいかないまでも共感したり、勇気づけられたり。

深いですよね。
そして尊い。
気持ちが。
想いが。

私は現場に行かれなかったし、多分、私みたいに彼らの意をきちんと汲むことの出来なかった人間が行っても伝わり切らなくてありがたみがないしもったいないから、私が行かれなかったのは必然というか神さまの采配だったんだろうな、と思います。

潤くんが最終日に足も立たないくらいふらふらになるほど全力を振り絞り切って、感極まって涙した、そこまでの気持ちも、よく理解できていなかったと思います。

実は、やっぱり、まだ、よく分かってないです。
現場に行かないと余計に伝わりにくいかも知れないなぁ…。
Blu-ray映像を観たら、分かるのかな…。

でも、宮城Blastは、ハワイBlastとも、通常のライブとも意味合いが違うっていうのは理解してます。誘致だし、復興支援だし、風化防止だし。

経済効果試算93億とか言われて、JRや地元警察までも動かして。渋滞防止策として、ツアーバスを流れよく通過させるために信号のタイミングを手動で操作させるアイドルのコンサートがいまだかつてあったでしょうか?

とにかく、いろんな人のいろんな期待を一手に背負って重かったでしょうに、エンタメとしての姿勢は崩れるどころかこれまでの斜め上を行ってるって(レポートで知る限り)、偉業と言わずしてなんと表現しましょう?


ところで。

これ聞いて潤くんが潤くんらしくって笑ったんですが、

へろへろになってもなお、感謝の言葉ばかりの長文のうらあらしコメントを律儀に書いてるのも「らしい」し

その文末が次なるツアーのことで締めくくってあるのもそうだけど、

クタクタだからマッサージ受けます。。って言うし、翌日は自宅でゆっくりしてると思いきや、しっかり歌舞伎公演観に行ってた目撃情報もあって、ほんっとに潤くんだな!と頬が緩むと同時に、嵐のコンサートマスターには益々期待が高まってしまいます。

きっと今頃はアルバムツアーの構成でぐるぐるになっているんでしょう。

しかと見届けたいです…。