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松本潤担ブログ @ニューヨーク830番地

遠くても。同じ空の下、繋がってるよ、とあなたが言ってくれるから。

ジャニーズムービングステージの発案者

ハワイのライブの感想も書ききらないうちに、とうとうハワイ関連番組の放送が終わり、ついにThe Digitalianツアーが始ってしまいました。

私生活の諸々に追われてブログの更新が滞っている現状、本来ならばハワイ関連にまず終止符を打つべきなのですが、それをする前に一つ、やっておきたいことがあります。

それはジャニーズのライブでお馴染みのムビステの事。(透けステと呼ぶ方もいます)

先日、NHKで放送された特別番組「嵐 15年目の告白」の中で、ジャニーズのムービングステージは潤くんのアイデアから生まれたとナレーションが入っていました。

嵐ファンには周知の事実ですが、ファン以外の方にも知って頂くことで、嵐のライブが様々なアイデアと努力の結晶であり、その陣頭指揮をとっているのが松本潤であるということがより伝わったとしたら嬉しく思います。

でも中には、「あれは世界初じゃない。」と水を注す意見もあるようで適宜検証しましたが、要は定義の理解不足から起こる誤解に他ならず、"ジャニーズムービンステージ"の発案者は松本潤で間違いありません。


ということで、ここで一度嵐15年の歴史の一大イノベーションをきちんと整理してから16年目に進みたいと思います。

とは言え、私は7周年が終わってからのファンで、私の文に書かれたことを証明するだけの2005年当時の資料を持ち合わせていないため、交流のある古株ファンのglenさんの全面協力を得て以下のようにまとめることが叶いました。まず初めに、快く資料画像を提供して下さったglenさんに感謝の意を表明したいと思います。ありがとうございます。

ジャニーズムービングステージの定義

さて、まずはこのジャニーズムービングステージの定義をおさらいしたいと思います。
ジャニーズムービングステージとは、客の真上を移動する可動式舞台のことを言います。その舞台の表面は透明な素材で作られているため、客の頭上を通過する際、舞台上のタレントを真下から見ることが可能です。

このステージが導入されたのは嵐のアルバムツアー「ONE」(2005年夏)の大阪公演。

5x10ツアーパンフレットより:

5x10 pamphlet(画像クリックで拡大します)

客の真上を移動する可動式舞台

そしてこちらが当時の新聞記事の写真です。舞台が客席の真上を移動する図解あり。

moving stage(画像クリックで拡大します)

新聞の見出しに”世界初”動く舞台、とありますが、確かに広い定義で言う「動く舞台」自体は嵐が世界初ではありません。話に聞くところによると、アメリカのボーイズバンドN◯YN◯が嵐のONEコン(2005)よりも以前の2000年にステージの一部を可動式にして客席の通路を移動させた実例があるので、嵐のアイデアはパクリであり、松本潤がムービングステージの考案者だと言われるのはおかしいという意見を目にしました。

言及された動画「especial HBO」 (1:06:00辺り~)を見る限り、確かに透明なステージのエプロン部分がメインステージから切り離され、タレントさん数名を乗せたまま客席に向かって進みます。タレントさんの様子から、これがこのステージ初披露の試みだろうと推察できます。

基本のアイデアとして客席の脇を移動するこれが元ネタだろうと言われれば、真偽の程は別にしてもそれは否定はできないとは思います。高さも客の頭上数フィートあるし、ステージも透明だし、パッと見ではジャニーズのムビステと同じに見えます。

ただ、これって大きめのフロートが客席の間を移動しているのと大して変わらないんです。確かにフロートではなくてステージという体裁を保ったままなので、これを考えついた人は凄いと思うし、クレジットされるべきです。

ただし、松本潤が考えついたのは、メンバーを乗せたままで客席の真上を頭上数フィートの高さで移動する、という部分。

フォーメーションダンスを生かす手段

嵐は5人でのフォーメーションダンスが売りだったりしますから、それを見せつつ(踊ったままで)遠くの席のファンの側に行けないものか、ということで提案してみた、というようなことを潤くんが言っていたのを聞いた覚えがあります。(文書としての出典確認できました。「ススめる!ぴあ」2009年11月のインタビュー記事に記載があります。)

この可動式ステージは客席の頭の真上を移動するわけですから、万が一の舞台が壊れて客の頭上に落下する危険性があります。その万が一のリスクを憂慮し使用を渋っていた大阪城ホールの監視員や大阪府に頼み込み、彼らの立会いのもと実際にステージを稼動させて安全性を証明してみせ、みごと実用の運びとなったわけです。

そもそも客席の間を移動する大型フロートの体裁だったのなら、大阪城ホールが使用を渋る理由が見当たりません。やはりポイントは客席の真上を移動することだったのでしょう。

嵐 2006 Summer Tour Arashic パンフレットより

「(ステージが)上がるのはあたりまえ…ここからだ。」

moving stage interview Jun Matsumoto (画像クリックで拡大します)


繰り返しますが、日本の新聞報道で”世界初”と付けられているのは飽くまでも「客の真上を」ステージが通過する、という部分に対してであり、そのアイデアは松本潤の発言から派生し実現に至った故、潤くんがジャニーズムービングステージの生みの親と称されるわけです。アイデアもさることながら、この最初の一歩を成し遂げるのがどれだけ大変なことなのか。そういった部分をひっくるめて評価されているのです。

そこがオリジナルかつ世界初のアイデアなんです。


もともとあったアイテム(可動式透明ステージ)をさらに進化させて、別の使い方で導入したらそれをパクりと呼ぶんですか?

ハサミの柄をながーくして高枝切りハサミにした人はハサミをパクったんですか?

スリッパの後ろをカットしてダイエット用スリッパを作った人はスリッパをパクったんですか?

多分「動く・透明」をムービングステージだと定義する人が松潤パクリ説を唱えているんでしょうが、ジャニーズのムービングステージは「動く・透明・客の頭の真上を通る」と定義されてるので、この定義の違いを認識して頂かない限り、未来永劫全く噛み合うことはないと思います。(っていうか、認識したくない理由があるんでしょうね。)

客席の脇を通る可動式ステージ(単なるMovable stage)は恐らくアメリカの誰かによって考案されました。客席の真上を通る可動式ステージ(=ジャニーズムービングステージ)は松本潤のアイデアから生まれ、大阪城ホールで初使用されました。

正しい認識と理解が広まると嬉しいです。

それでは。

16年目のThe Digitalian Tourの幕開けです。

潤くんの言う「次の一手」を存分に見せつけていただきましょう!