99.9 第9話 感想
番組公式サイトのファンメッセージも書き込み受付が終了して*1、世間的にはもう次の「ナラタージュ」に気持ちは移ろいつつあるのでしょうが、私はあと2話分の感想をきちんと上げてから次に進みたいと思います。
余韻で生きていくつもりだったので!ズレててすみません。
では続きをどうぞ。
とにかくヒロくん かわ、いい✨ と言った印象の第9話でした。8話で刑事専門ルームの絆が出来上がったからからこその深山大翔の自由度上昇を感じましたが、潤くんは深山大翔と周りの人たちとの関係性や距離感をきちんと考慮してあの演技をしているんだろうな、と思います。
もう今夜の分だけでかなり満たされていて来週でとりあえず飽和状態になりそうなので、今は続編とか言ってる余裕はありません、といった現状です。今、目の前にある分を悔いの残らないように、しっかりと大切にしたいと思います。
さて。
小ネタやギャグをいろいろと楽しみつつ本筋もきちんと描くと、今回みたいに15分延長でちょうどいいと感じました。監督には申し訳ないけれど来週も拡大でよかったです。 *2
今回も小ネタが満載なのは設定を見た時点で一目瞭然。今回は全体的に金田一耕助シリーズ風味でしたが、皐月さんが罪をかぶる際に言った「私がお義父さまを殺してしまいました。」で「私、おじいさまを殺してしまった。」という劇中舞台のセリフが印象的だった「Wの悲劇」を思い出しました。そちらでも駆け出し女優が先輩女優の罪を被ったんですよね。*3
9話の家政婦さんはダークな色のシャツ&エプロン&パンツ姿が「家政婦のミタ」のパロか〜、と思っていましたが、この女優さんとAPの石川さんがまるで双子のようにそっくりで、やっぱり金田一耕助シリーズ寄りだったんですね。*4しかも石川APは本編には全く映らずのただの楽屋落ちって言うのがまた、一体どこまで遊ぶんだ?!という感じでした。*5
そしてやっぱり金田一と言えば、「金田一くんの事件簿」2代目一ちゃんのセルフパロディです。カメラでぐぐぐいーっとズームが来て、「謎はすべって解けた!」。一言前にセリフを言っていた佐田先生がしきりに自分はすべってない、おもしろい、と主張するアドリブもひっくるめて面白いシーンだったと思います。
今回の個人的に共感したツボは、落合くんが彩乃さんのプライベート写真を欲しがって、しかも前髪切る前のショットに価値を見出している細かさだったりします。*6
大翔が皐月の策略にはまったことをそんなに悔しがってないように見えたのは、大翔にとっては最終的に真実が分かれば有罪になろうが無罪になろうがどうでもいいという普段からの主張の裏付けなのかな…。
9話の平均視聴率は16.5%。今回はちょっと下がりましたが、それでも同週で次にいいドラマが13%ですから今期では頭一つ出てる感じですね。最終回はもう少し上がって数字の上でも有終の美を飾れるといいな、と思います。
かつて「戦力外捜査官」でも「まだ撮れてないよ!」という開き直った次回予告がありましたが *7、潤くんに「内容は、まだ撮れてないよう!」と言われるとインパクトがすごいですね。でも「頑張ります」で、すっと深山大翔ではなく松本潤の顔になったのが印象的でした。*8
そして99.9最終回にサクラップが流れる可能性…ま、まさか0.1%?!