松本潤担ブログ @ニューヨーク830番地

遠くても。同じ空の下、繋がってるよ、とあなたが言ってくれるから。

松潤のはまり役って?

アメリカは月曜日がメモリアルデーの祝日で3連休ということもあり、久々に「花男」を引っ張り出してきて全9話を一日で全部見ました。(合間にちゃんとお洗濯もしましたよ〜。)

そこで改めて思ったのが

「潤くん、すっごくキャラつくったんだな〜」

ということ。

道明寺役は松本潤の「はまり役」ではない

花男の道明寺と言ったら「松潤のはまり役」ってよく聞きますけど、はまり役っていうのはその人のもともとの容姿や性格や行動パターンが役柄にぴったり合っていて役にはまっているのが所謂定義なわけです。つまり特に役作りの努力をすることもなく役を演じられる、と。


でもその定義でいったら、道明寺役は潤くんの「はまり役」ではないですよね。だって思いっきり作ってるもの。ものすごく努力して、役のキャラクターに自分を近づけていってるのに

「役にはまっただけだろ」

とか評価されるのって????

松本潤の道明寺は「当たり役」

どっちかというと道明寺は松本潤の「当たり役」。つまりそれで知名度が上がるし人気も出て、その役はその人以外では考えられなくなるもの。まぁ、なかには「はまり役」が「当たり役」って役者さんもいますけど、潤くんの道明寺はそうじゃないです。

道明寺は諸刃の剣

当たり役っていうのは、確かにその作品自体を出世作にする力もあるし、人気が出るきっかけにもなるので、当たり役に出会えるということ自体は役者として大変いいことではあるのですが、同時にその役のイメージが固定されてそれしかできなくなる危険が伴います。「Friends」のジェニファーアニストンが私にとってのそれ。彼女が何を演じていてももうレイチェルにしか見えないんですよね。

だけど、潤くんの場合はちゃんと「役抜き」してイメージが固定されないように頑張っているからこその「バンピーノ」(どんくさい若者)出演であり「隠し砦…」(見た目がきったない*1 山の民)出演であり「スマイル」(ナイーブな外国人)出演だったんでしょうね。道明寺要素が見えずにがっかりした人もたくさんいたと思います。大成功!

でも北関東のヤンキーの皆さんにカッケーと言ってもらえたのは道明寺役ありきなんだけどね。道明寺の潤くんしか見ていない人には、あれが潤くんのイメージなんでしょうねぇ。せっかく役抜きの努力してるんだから他の出演作も見てくださーい!

松本潤は努力して役を作りこむ職人系

要するに何が言いたいのかっていうとですね、潤くんは努力して役作りをする人なので、役ごとに全く違うものを出してくるんです。だから次のドラマもどんな風に演じるのかっていうのがとっても楽しみ!ということです。

今頃キャラ作りのために“取材”とかしてるんだろうな…潤くんと懇意な2世俳優さんと言えば佐藤浩市さんや中井喜一さん。ああ、目に浮かぶ…(←勝手に妄想中)。

明日から院のクラスが始まるから、今日は「花男リターンズ」を堪能しておくか…。


*1:見た目はきったなくてもハンサムには違いねぇ〜。私的にはワイルドで、あれはあれで良し。でもヒゲ潤なら去年の夏の終わりごろ(だったっけ?)の方が好み。