99.9 第7話 感想
またまた放送後に下書きして放置してあったものをアップします。
書いたあとに判明した事実などについても修正することなく、書いたときの感想としてそのままにしてあります。
衝撃のラストシーンとは、深山くんが逮捕されちゃうことだったんですね!!!
実は...
衝撃の?!深山大翔に殺人容疑
公式さんが事前に、衝撃のシーンを撮っている、と言った時、衝撃の展開といったら多分身内の逮捕劇みたいなもんだろうな、と思いました。初めは明石さんか佐田先生あたりかな?と思ったけど、やっぱり一番衝撃!っていうのは深山くんかなぁ…と思っていたので、実はラストシーンを観た時もそんなに衝撃ではありませんでした。あ、やっぱり、みたいな。
しかも番組HPで公開されている予告動画を見る限り、深山くんが結構あっけらかーんとしてるんですよね。なので、多分、深山は大丈夫でしょう。それよりも、これで初めて紺色スーツじゃなくてスエットとかを着ている深山大翔にお目にかかれるんですね!!!
それともずっと白シャツでしょうか…。まぁ白シャツはそれはそれで萌えなんですけどね…。
刑事がお出ましになった時の深山大翔の表情が、まるで刑事が来ることを予期していたように見えました。コミカルなシーンからの転換が見応えあったし、最後の飴を噛み砕く音とそこに重なる暗転が視聴者の胸のざわつきを加速させて不安を煽るという演出が上手いと思います。
コロンボスタイルで趣旨がハッキリ
今回はこれまでとは違う、いわゆるコロンボスタイル*1で進められていましたが、こういう見せ方をすることでようやくこのドラマは犯人当てではなく刑事専門ルームの面々が事実にたどり着く過程を楽しみつつ見守ることが趣旨だとはっきりした気がします。コロンボスタイルはトリック云々は二の次でとっても気楽に芝居を楽しめたし、小ネタを探す余裕すらありました。
そのせいでしょうか、今回は意味のある伏線的な小ネタとただのお遊びの小ネタのバランスが良かった気がしました。*2
もっと初めの方にコロンボスタイルをやってたらトリックが弱いだの詰めが甘いだのという下げ記事も出なかったのかなぁ…、とも思ったけど、それならそれで多分古畑と比較されてパクリだなんだのと言われていたでしょうね。いろんなアプローチを使っているのは観る者を飽きさせなくていいかもしれません。
人間関係の変化が面白い
今回は佐田先生が深山くんのやり方に黙って付き合ってるのが面白かったです。しかも外部の人間(志賀先生)を交えた途端に、佐田先生と深山くんの間に身内感が増すのが、時間の経過と深まる信頼関係を物語るようでなんだか感慨深いです。
佐田先生の後ろでなんだかとっても自由に振る舞っている深山くんが、幼児退行してませんか?ってくらい楽しそうで、見ていて笑みがこぼれます。あれも潤くんの深山ならこうやるというアドリブなんでしょうね。
綾乃さんも深山に対してますます口が悪くなって、とうとうアンタ呼びしちゃってましたね*3。
深山くんが佐田先生や彩乃さんとより行動を共にするようになるに連れて、明石さんとのSMコント(ではない)が減るのはちょっと残念ではありますが…。
今回のツボなどなど
私的99.9第7話の笑いのツボポイントは「頑張れぇ」「うん」のくだり*4、そして「どぅ湯〜呑〜み〜」とそれ以降のアドリブです。背を向けて笑いをこらえてる秘書さんひっくるめて最高に面白いくて、何度見ても笑えます。
花瓶ネタがイマイチだと思ったから湯呑みネタぶっこんでみたのは深山先生の中の人のアドリブでしょうか。だとしたら佐田先生の中の人の反射神経が素晴らしいし、笑わずに対応できた彩乃さんの中の人は偉いです。秘書さんが客前で笑いを堪えてる図がリアル。
あと、これはあんまり響かないかもしれないけど、花の生けられた花瓶を両手に持った深山くんが、回転する1人掛けソファの向きを脚でひょいっと変えるところが、なんだかとっても潤くんっぽくて好きです♡
ちなみに花瓶の水は何日経過してたのかを確認したら、最低でも6日は経過していることが判明しました。…深山くん、めっちゃ勇気あるなぁ…*5。
やっぱり気になる?視聴率
前回13.3%からの17.7%。*6 今回は夕方からダイジェストも放送されていたし*7、バレーボールも全仏テニス生中継もなかったので、数字が上がる期待はちょっとありました。ダイジェストの編集が本当に巧妙で、別に前のめりで観る気はないけど*8という層に新たに興味を持ってもらうにはテレビで気軽に観られるのは効果が大きいと思うんですよね。ということでやっぱり見逃し層を中盤から引き込むダイジェストは大事!
しかも瞬間最高視聴率が毎回最後の最後のシーン*9なのが立派だなぁ、と思います。だって、最後の最後まで視聴者を離さないってことですからね。
斑目所長の深いお言葉
「今あるものがなくなっても未来は残るんだよ。」
あっという間に次回は8話。あと3回で終わってしまう、とちょっと淋しく思ったりもしますが、終わることを恐れてはいけないのですね。999が潤くんの未来に残るなら、それはとても嬉しいことです。
ただ、恐れなくても悲しみというか名残惜しさは確実にあります。できれば続編を、という気持ちはありますが、でも、もっと違う何かでもいい、というのは常に思うところなので、結局のところ潤くんのお芝居ゴトに関してはどんな役がが来ても両手を広げてウェルカムです。結局のところ、今怖いのはこれが終わった後に「無」が訪れることかもしれません。なにせ2年強の何も来ないジリジリがとても辛かったから…。
とりあえずは今与えられてるモノに対して完全燃焼して欲しいし、私自身もそうでありたいです。続きのことはその後で考えましょう。今目の前にあるコトに一生懸命にならなきゃね。
かたかなこちゃんのCDをちゃんと聴いてあげてる深山くん。優しいですね♡
*1:犯行の動機と犯行に及ぶ様子を冒頭で視聴者に向け明らかにする、刑事コロンボと同じ進行スタイル。でも巷では古畑任三郎スタイルって認識なのにジェネレーションギャップを感じましたが、そもそも古畑はコロンボのオマージュだから、コロンボスタイルなんですよ…。
*2:あんまり筋に関係のない内輪ウケや小ネタのための小ネタばかりだと、画面ががちゃがちゃするので観ていてちょっと疲れるのが正直なところです。あ、そのネタここに繋がってたんだ、ってその回で内輪の誰かに種明かしされずに決着つくのが、やはり観ていて気持ちいいな、と感じます。確かに小ネタが分かると面白いのは否定しませんが、要はバランスなんですよね。
*3:オロゴンホビー社でお茶を飲み干せと言われて「アンタが飲みなさいよ!」
*4:馬場さんも奈々ちゃんもふたりとも可愛すぎる。
*5:深山の中の人ならお腹弱いから飲まないよね。
*6:松潤主演「99・9」第7話視聴率は復調17・7%!(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
*7:関東
*8:いくら無料配信してると言っても、すでに観ようという意思がある層にしか見逃し追っかけ視聴の効果はないと思うので。
*9:7話は21:51