潤くんと吹奏楽部と佐渡さんと
完全に、完璧に。松本潤にノックアウトされました。
確かにそれ自体は何度目やら?という感じですが、今回はまさに鈍器で後ろ頭をガーンと殴られたような衝撃を受けました。
呆然自失。しばらくショック状態から抜けきれず。
私の24時間テレビは、松本潤指揮による石巻好文館高校吹奏楽部の演奏が終了した時点でフィナーレを迎えました。
ハッキリ言ってその後のプログラムは全く入って来なくて。申し訳ないけど。
松本潤という人は。
どこまで熱くて、優しくて、潔くて、懐が深いのでしょう。
この人を好きになって良かったと、心から思い直しました。
初めはただちょっとレポートをするだけの、お飾り的サポーター企画だったんだと思います。
でも彼の人の心に寄り添う力と、何事にも最大限の努力を注ぐ真摯な姿勢をもってしては、それだけで終わる方が逆にありえないことだったのかもしれません。
あれだけの感動を生み出したのは、潤くんの真心が吹奏楽部の生徒さん達に伝わった結果だったと思います。
決して軽い気持ちで「出来ることがあれば全力でサポートする」と言ったわけではないけれど、指揮者の担う役割がどの程度の重さを持つものかを知らずに安請け合いしてしまった潤くん。
自分の言葉に責任を持つべき、というのが彼の持論だから、言ったからには後には引けないし全力で挑むしかなく。
ここで彼の引きの強さというか、いい人と出会う運を感じ得ずにはいられないのは、この展開を受けて世界的に活躍する指揮者・佐渡裕さんに教えを請うことになったこと。
佐渡さんにしてみたって、初めはただのアイドルの企画物くらいに思っていたんじゃないかと思うんです。
忙しい超売れっ子アイドルの限られた時間に一体どれだけのことを教えられるのか。
でも松本潤のナチュラルに相手を尊敬し、教えてもらうということに前のめりな姿勢に、すこしの手応えを感じてくれたのだと思います。
本番のドキュメントの中で、佐渡さんが潤くんを叱りつけていました。
愛のある叱咤。
潤くんの胸をドンと押さえ、「ここでやるんだ」「お芝居と一緒」。
これを見た時、胸の奥からこみ上げるものがありました。
あんな短時間に、二人の間には立派な師弟間の信頼関係が築かれているなんて。
それが出来てしまう潤くんの人間性って。
佐渡さん。
本当に有難い、偉大な存在。
その彼が、潤くんの指揮を見て歓喜し、感涙しているとは。
ほんの短い限られた時間の中で、佐渡さんが潤くんに伝えたかったこと以上のものを、彼はステージ上に見つけたのだと思います。
そして潤くんと吹奏楽部員たちの絆。
人気絶頂アイドル嵐の松潤を迎えて、若い学生の彼らが浮き足立たないわけはなかったでしょう。
或いは被災地に訪れる有名人の一人が、売名行為のためにちらっと顔を出して、上辺だけで「応援してるよ」って言ってるだけって思ったかもしれません。
でも潤くんの、一人ひとりときちんと向き合うという姿勢を受けて、彼らもしっかりと潤くんをただのアイドルではなく、一人の人間として信頼してくれた。
その結果があの素晴らしい演奏だったと思います。
松潤でも松本さんでも潤くんでもなく、まっつん、という呼び名に、潤くんと彼らの近い距離感と絆を感じました。
ちょっと羨ましいほどに。
私は音楽のことは全く分からないので、指揮の大変さや楽器演奏の難しさなどを語ることはできません。
けれど、技術的なことではなく、あの夜の演奏は、人の感情を揺さぶる尊いものでした。
それを彼らが楽しみながらできていたという点が更に素晴らしいのだと思います。
24時間テレビ開始後、なんどか瞳を潤ませながらも涙をながすことのなかった(判定セーフ。笑)潤くんが、演奏後に感極まって声をつまらせ、堪えきれずに涙を拭いました。
後のWSの放送後インタビューで
「どうしても伝えたいことがあって、それを伝えるまでは」
と泣くのを我慢していたことを明かしていた潤くん。
多分、今回潤くんがどうしても伝えたかったことは、石巻の吹奏楽部員との演奏にあったのでしょうね。
いつもいつも、少し謙虚すぎるほどに「自分なんかがやらせてもらっていいのか」と自問する潤くん。
でも一度やるとなったら、その責任を一手に背負う覚悟を決めることの出来る潔さを持ち、期待値以上のものを叩きだすことの出来る熱のある人。
43人、一人一人とじっくりと話をする時間をとる。
えっ、そこまでやりますか?ってことをやるのが潤くんらしい。
潤くんでなければそんな時間がかかって面倒なこと、きっとやってないでしょう。
生徒さん一人ひとりのその想いを厚く受け止めて、指揮を頑張ることで自分のできるサポートの形を示す。
どれだけの時間を自主練に費やしたのかは知る由もないけれど、潤くんのことだから寝る間も惜しんでスコアを覚えたりイメトレしたりしていたんじゃないかな。
この人は、ゴールをイメージして、そこに行き着くためにはどんな面倒なことも努力できてしまうんでしょうね。
演奏が終わった後、司会者が観客からの拍手を乞う毎に、自分も部員たちを振り返り彼らに拍手を送る潤くんは、まるで自分の指揮がどのくらい彼らの入魂の演奏を引き出したかなど思ってもみないようで。
だから。
そんな人だから。
あなたのことがこんなにも愛しく思えるのですね。
今回のこの企画は、松本潤が進化させた、松本潤でなければ成し得なかったものだと思います。
本当に、この人は計り知れない。
エンターテインメントのプロかつ、温かな人間味溢れる、天使の様な存在。
誇らしくて、嬉しくて。
この人のファンで本当に良かったです。
とりあえず。
私の本当に言いたいことの表面を引っ掻いたくらいの表現しかできなくてもどかしいけれど。
これが今の私にできる精一杯。
潤くん、大好き!!!!!